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10ギガアクセスVPNルーター
RTX1300 (ケーブルバンド同梱モデル)
・10ギガビット対応のコンボポートを2ポート搭載
・各種処理能力が大幅に向上
・新機能「フレキシブルLAN/WANポート」で多様なネットワークに適したLAN構成へ柔軟に変更
・「LANマップ」によるLANの見える化
・クラウドサービスの利用や拡張機能でさらに便利に
特徴
10ギガビット対応のコンボポートを2ポート搭載
ヤマハルーターとして初めて10ギガビット対応ポートを搭載しました。10ギガビット対応ポートはコンボポートとなっており、接続する機器のインターフェイスの種類に応じてLANポート/SFP+スロットを選択可能、LAN側およびWAN側両方の高速化を実現します。LANポートは2.5/5ギガビットのマルチギガにも対応しており、既設のCAT5eケーブルを活用し段階的な速度アップも可能です。
各種処理能力が大幅に向上
従来機種と比べ、スループットをはじめとした各種性能が大幅に向上しており、接続端末が多い中規模拠点向けルーターとしてだけでなく、複数拠点を相互接続するためのセンタールーターとしても利用できます。また、10ギガビット光回線と接続するときはもちろん、1ギガビット光回線での接続時においても、より高速で安定したデータ通信が可能となります。
・スループット:最大9.9Gbps
・IPsecスループット:最大2.5Gbps
・VPN対地数:合計100対地 ※別途ライセンスで1100まで拡張予定
・NATセッション数:250,000
新機能「フレキシブルLAN/WANポート」で多様なネットワークに適したLAN構成へ柔軟に変更
新機能「フレキシブルLAN/WANポート」に対応、LANインターフェースの物理構成を、回線速度やネットワーク構成に応じて自由に変更することができます。通信速度が異なるポートを同一のLANに割り当てることが可能で、Web GUIでの設定やLANマップとの併用にも対応しており、10ギガビット対応ポートを最大限に活用しながら管理性の高いネットワークを構築できます。
「LANマップ」によるLANの見える化
従来モデルで好評の「LANマップ」機能を搭載しています。LAN内のネットワーク構成を分かりやすく表示することで、ネットワーク管理者の管理、運用の負担を軽減します。
・末端の端末まで含めたネットワーク全体を可視化
・エージェントのヤマハネットワーク機器の設定(IP設定、VLAN設定、CONFIG操作等)
・ネットワークの異常の検出/通知
・ネットワーク内の機器および端末について、詳細情報の一覧を表示
クラウドサービスの利用や拡張機能でさらに便利に
基本機能に加えて、クラウド型ネットワーク統合管理サービスの利用やオプションライセンスを適用することで、ネットワークの運用負荷の軽減と拡張性のあるネットワーク構築が可能です。
クラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」
「Yamaha Network Organizer(YNO)」は、多拠点のヤマハネットワーク機器をクラウド上で監視・管理することのできる統合管理環境を提供するサービスです。インターネット経由でYNOにアクセスするだけで、webブラウザ上から機器の監視・管理をすることができます。RTX1300には最大1年間無料で使える「YNO」のライセンスが付属しています。
アプリケーション制御「DPI」
通信トラフィックをアプリケーションごとに識別し、識別したアプリケーションごとにルーティング、QoS、フィルタリング処理を可能にします。拠点からの通信をアプリケーション毎に直接インターネット接続させセンター側の負荷を回避できる、「インターネットブレイクアウト」に対応できます。
VPN拡張ライセンス ※今後対応予定
VPN対地数を最大1,100対地まで拡張可能なオプションライセンスに対応予定です。接続拠点が増えた場合やリモートアクセスの利用の急増により、VPN対地数がデフォルト100対地で不足した際など、ルーター本体を買い換えることなく段階的に最大VPN対地数を拡張可能です。
仕様
インターフェース |
LANポート | 8ポート(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、ストレート/クロス自動判別またはストレート固定)、2ポート(SFP+スロットと排他) (100BASE-TX/1000BASE-T/2.5GBASE-T/5GBASE-T/10GBASE-T、ストレート/クロス自動判別またはストレート固定) |
SFP+スロット | 2ポート(LANポートと排他) (1000BASE-SX/1000BASE-LX/10GBASE-SR/10GBASE-LR) |
WANポート | 任意のLANポート、SFP+スロットを利用可能 |
ONUポート | - |
内蔵無線WAN(LTE/3G) | - |
ISDN Uポート | - |
ISDN S/Tポート | - |
PRIポート | - |
LINEポート | - |
TELポート | - |
microSDスロット | 1スロット(SDHC対応(スピードクラスUHS-I対応のもの)) |
SIMカードスロット | - |
USBポート | 1ポート(USB 2.0 Type-A、給電電流:最大500mA、USBメモリー/USBデータ通信端末に対応)(※2) |
コンソールポート(設定用) | 2ポート(RJ-45、USB Mini-B(5pin)、9,600/19,200/38,400/57,600/115,200 bit/s) (※3) |
拡張スロット | - |
メモリ |
Flash ROM | 64MB(ファームウェア:2組、コンフィグ:5組/履歴機能あり) |
RAM | 1GB |
性能 |
内蔵L2スイッチ機能 | フレキシブルLAN/WANポート、ポートミラーリング、リンクアグリゲーション (※22) |
閉域網サービス用機能 | タグVLAN、IPv6マルチキャスト(MLDv1、MLDv2、MLDプロキシ) |
タグVLAN(IEEE 802.1Q) | LANごとに32ID、PPPoE over タグVLAN |
PPPoEセッション数 | 40 |
対応回線およびサービス網 (※1) |
対応回線およびサービス網 (※1) | FTTH(光ファイバー)、ADSL、CATV、ATM回線、IP-VPN網、広域イーサネット網、携帯電話網、フレッツ・サービス (※4)、IPv6 PPPoE/IPoE(フレッツ光ネクスト回線 (※4)、フレッツ光クロス回線 (※4))、データコネクト (※4) (フレッツ光ネクスト回線 (※4)、フレッツ光クロス回線 (※4)) |
IPv6接続形式 |
IPv6接続形式 | ネイティブ、トンネル、デュアルスタック、RAプロキシ、DHCPv6-PD、IPv6 PPPoE |
WANプロトコル |
WANプロトコル | PPPoE |
ルーティング |
ルーティング対象プロトコル | IP、IPv6 |
IPルーティングプロトコル | RIP、RIP2、OSPF、BGP4(EBGP、IBGP) |
IPv6ルーティングプロトコル | RIPng、OSPFv3 |
経路エントリー数 | 20,000(※5) |
OSPFネイバー数 | 100(※5)(※6) |
OSPF経路数 | 15,000(※5)(※7) |
BGP4ピア数 | 32(※5) |
BGP4経路数 | 20,000(※5) |
データ圧縮 |
データ圧縮 | IPComp、CCP(Stac LZS)、VJC |
スループット |
スループット | 最大9.9Gbit/s (※8) |
IPsecスループット | 最大2.5Gbit/s (※9) |
VPN対地数 |
VPN対地数(PPTP) | 4 |
VPN対地数(IPsec) | 100(最大1,100まで拡張可(※10)) |
VPN対地数(L2TP/IPsec) | 100(最大1,100まで拡張可(※10)) |
VPN対地数(L2TPv3) | 9(最大29まで拡張可(※10)) |
VPN対地数(最大設定可能数) | 100(最大1,100まで拡張可(※10))(※11) |
VPN機能 |
VPN機能 | IPsec(VPN機能:NATトラバーサル、XAUTH)+AES128/256、3DES、DES(暗号機能:ハードウェア処理)+IKE/IKEv2(メインモード、アグレッシブモード)、PPTP(VPN機能)+RC4(暗号機能) (※12)、L2TP/IPsec、L2TPv3、L2TPv3/IPsec、IPIPトンネル、マルチポイントトンネル(サーバー/クライアント) |
NAT |
アドレス変換機能(NATディスクリプター機能) | NAT、IPマスカレード、静的NAT、静的IPマスカレード、DMZホスト機能、PPTPパススルー(複数セッション) (※13)、IPsecパススルー(1セッション)、FTP対応、traceroute対応、ping対応、SIP-NAT対応 (※14)、IPマスカレード変換セッション数制限機能、ポートセービングIPマスカレード、ヘアピンNAT |
NATセッション数 | 250,000 |
QoS |
QoS機能(制御方式) | 優先制御、帯域制御(Dynamic Traffic Control)、Dynamic Class Control、VPN QoS (※15)、帯域検出機能、負荷通知機能 |
QoS機能(分類方式) | IPアドレス、プロトコル、ポート番号、ToSフィールド |
QoS機能(網側QoS機能との連携) | Diffserv、カラーリング(ToS)、ToS→CoS変換 |
セキュリティー |
認証機能 | RADIUS、PAP/CHAP、MS-CHAP/MS-CHAPv2 |
セキュリティー機能 | URLフィルター(内部データベース参照型)、DHCP端末認証機能、Winnyフィルター(Winny Version2 対応)、Shareフィルター(Share バージョン1.0 EX2対応)、MACアドレスフィルター |
ファイアウォール機能(IPv4/IPv6静的フィルタリング) | IPアドレス、ポート番号、プロトコル (Established、TCPフラグ有り)、FQDN、ソース/デスティネーション、LAN側/WAN側のIN/OUTに適用 |
ファイアウォール機能(IPv4/IPv6動的フィルタリング) | 基本アプリケーション(TCP、UDP)、応用アプリケーション(FTP、TFTP、DNS、WWW、SMTP、POP3、TELNET)、自由定義、LAN側/WAN側のIN/OUTに適用 |
動的フィルターセッション数 | 120,000 |
ファイアウォール機能(IDS:IPv4不正アクセス検知) | LAN側/WAN側のIN/OUTに適用、IPヘッダー、IPオプションヘッダー、ICMP/UDP/TCP/FTPなどのカテゴリで41種の不正アクセスを検出可能、不正アクセス検知メール通知機能 |
バックアップ |
バックアップ機能 | VRRP、フローティングスタティック、ネットワーク経路のバックアップ、LAN/PP/トンネルインターフェースのバックアップ、無線WANへのバックアップ、バックアップメール通知 |
IP keepalive対地数 | 100(最大1,100まで拡張可(※10))(※16) |
管理/設定 |
管理プロトコル | SNMP(v1、v2c、v3) |
統計管理機能 | ダッシュボード機能(システム情報、リソース情報、インターフェース情報、トラフィック情報、プロバイダー接続状態、VPN接続状態、YNOエージェント動作状態、NATセッション数、ファストパス フロー数、動的フィルター セッション数、URLのキーワードチェック統計、不正アクセス検知履歴、UTXセキュリティー、SYSLOG) |
YNO | YNOエージェント機能、GUI Forwarder、ゼロコンフィグ、LAS |
LAN管理 | L2MSマネージャー (※17)、VLAN一括設定、スナップショット機能、LANケーブル二重化、LANマップ、一覧マップ |
プログラム管理 | コンフィグ多重(履歴機能)、DOWNLOADボタン/Web GUI/TFTP/SFTP/SCP/外部メモリー(microSD、USBメモリー)からのリビジョンアップ、外部メモリー(microSD、USBメモリー)に保存されたファームウェア/コンフィグの優先起動 |
ロギング機能 | メモリーに蓄積、SYSLOGでの出力、外部メモリー(microSD、USBメモリー)への出力(暗号機能あり)、電源スイッチ切断時のログ保存(パワーオフログ保存機能)、リブートログ保存機能 |
ログ記憶容量 | 最大10,000行 |
設定手段 | コンソール、TELNETサーバー(多重)、TELNETクライアント、SSHサーバー(多重)、SSHクライアント、Web GUI(カスタムGUI対応)、外部メモリー(microSD、USBメモリー)経由での設定、TFTP/SFTP/SCPによるダウンロード/アップロード、データコネクト経由のリモートセットアップ |
GUIの推奨ブラウザー | ・Windows: Google Chrome、Mozilla FireFox、Microsoft Edge ・macOS: Safari ・iPadOS: Safari (※18) |
その他機能 |
その他機能 | DHCPサーバー、DHCPクライアント、DHCPリレーエージェント、DNSリカーシブサーバー、DNSサーバー選択機能、CIDR、PROXY ARP、SNTPサーバー、NTPクライアント、LANセカンダリアドレス設定、フィルター型ルーティング、LOOPBACK/NULLインターフェース、パケット転送フィルター、マルチホーミング、スケジューリング機能、生存通知機能、ネットボランチDNSサービス対応 (※19)、UPnP対応、Wake on LAN対応、NAT46/DNS46機能 |
拡張機能 |
拡張機能 | Luaスクリプト |
SIP接続機能 |
SIP接続機能 | データコネクトの対地数:8 |
電話機能 |
電話機能 | - |
ハードウェア |
状態表示インジケーター | 前面:30(POWER、ALARM、STATUS、LAN[LINK×10、SPEED×10]、SFP+[LINK×2、SPEED×2]、microSD、USB、DOWNLOAD)、背面:0 |
動作環境条件 | 周囲温度0〜45℃、周囲湿度15〜80%(結露しないこと) |
電源 | AC100〜240V(50/60Hz)(※20)、電源内蔵、電源インレット(3極コネクター、C14タイプ)、電源スイッチ |
最大消費電力(皮相電力)、最大消費電流、発熱量 | 25.9W(48VA)、0.48A、93.24kJ/h |
省エネ機能 | EEE(Energy Efficient Ethernet)、未使用LANポートおよびSFP+スロットのシャットダウン、microSDスロット/USBポート停止 |
筐体内温度測定 | - |
筐体 | 金属筐体、冷却ファン:2基 |
電波障害規格、環境負荷物質管理 | VCCIクラスA、RoHS対応 |
外形寸法 | 220(W)×42(H)×294(D)mm (突起物は含まず) |
質量(付属品含まず) | 1.9kg |
付属品 | 電源コード、電源コード抜け防止金具、はじめにお読みください(保証書含む)、ゴム足、ダストカバー(工場出荷時、SFP+スロットに取り付け済み) |
デフォルトIPアドレス | 192.168.100.1 |
仕様対象ファームウェア | Rev.23.00.04 (※21) |
(※1)ADSL、CATV、FTTH(光ファイバー)等の回線との接続には、別途ADSLモデム、ケーブルモデムまたはメディアコンバーターが必要です。ATM 回線との接続には、ATM-TAが別途必要です。また、複数のパソコンでの使用を認めていないプロバイダもありますので、契約内容をご確認ください。
(※2)全てのUSBメモリの動作を保証するものではありません。USBハブは利用できません。最新の対応USBデータ通信端末は技術情報(RTpro)サイトにて公開します。
(※3)市販品の USB Mini-B ケーブル、または、別売りオプション品の RJ-45 コンソールケーブル「YRC-RJ45C」をご使用ください。
(※4)フレッツ、フレッツ光ネクスト、フレッツ光クロス、データコネクトは、東日本通信電話株式会社および西日本通信電話株式会社の登録商標です。
(※5)弊社で動作確認済みの最大値です。
(※6)ネイバー数が100のときに扱える経路数は3,000経路です。
(※7)ネイバー数が10以下のときに扱える経路数です。
(※8)スループット値は、RFC2544に準じた測定値(NATなし、フィルターなし、双方向)です。
(※9)AES+SHA1利用時の初期出荷バージョンでの測定値(双方向)です。
(※10)後日発売予定のオプションライセンスを適用した場合、適用したライセンスの数に応じて最大値が拡張されます。
(※11)IPsec、PPTP、L2TP/IPsec、L2TPv3 のVPN設定を併用する場合はその合計数になります。
(※12)本製品は、RSA Security Inc.のRSA(R)BSAFE(TM)ソフトウェアを搭載しております。 RC4およびBSAFEはRSA Security Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
(※13)PPTPクライアントの場合、複数セッションに対応。PPTPサーバーは1セッションです。
(※14)IP電話サービスを併用することができます。配下にヤマハVoIPゲートウェイNVR700W、NVR510、NVR500、RT58i、RT57i、RTV700(いずれか1台あるい はカスケード 1構成のみ)を設置することができます。 なお、WAN側に固定のグローバルIPアドレス(LAN側にはプライベートIPアドレスを利用)が必要です。
(※15)IPsecトンネル内でQoSを適用する機能です。
(※16)VPNやネットワークバックアップ機能などを併用せず、IP keepalive機能を監視に利用する場合の対地数です。
(※17)L2MS(Layer2 Management Service)は、ヤマハネットワーク機器をレイヤー2レベルで管理する機能です。L2MS対応機種は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。
(※18)ブラウザーのバージョンは、最新バージョンにしてご利用いただくことを推奨します。また、最新のWebブラウザー対応状況は、技術情報(RTpro)サイトにて公開しております。
(※19)「10.×.×.×」「172.16.×.×〜172.31.×.×」「192.168.×.×」のようなプライベートアドレスを使用している インターネット環境(CATV等)では、ネットボランチDNSサービスは使用できません。
(※20)付属の電源ケーブルを使用する場合は、日本国内AC100Vのみ使用可能です。
(※21)最新版のファームウェアは、技術情報(RTpro)サイト上に公開しております。
(※22)リンクアグリゲーション機能はRev.23.00.04以降のファームウェアで対応しています。